思いを言葉で伝える、ということ。

8月以来のブログ更新・・・

滞らせていてゴメンナサイ。

 

さて、先月、職場の先輩のお誘いに乗っかり、

映画の試写会へ行ってきました。

とある児童養護施設のドキュメンタリー映画で、

施設で生活する子どもの現状と、

虐待に関して当事者の子どもや親のインタビューなんかもありました。

 

色んな意味で気になる部分はいくつかあったけど、

いいなぁと思ったのは、園内の弁論大会。

 

中学生以上の子たち(だったかな?)が、自分や家族の事などをテーマに、

家族や関わる人たちの前でスピーチするというもの。

 

自分の内面と向き合う貴重な機会であるし、

原稿作成のために、職員さんと子どもの一対一の時間があって、

1人じゃなく大人と一緒に向き合い、繰り返し考えや思いを深める。

そしてその自分の思いを自分の言葉で伝える。

こういう事ってやっぱり大切だなぁと改めて実感。

 

言葉で表現する力や内省力が乏しくて、

すぐに手が出たり、不適応行動を繰り返す子どもは

私の職場にも多いけど、

 

日頃から職員さんが意識して、粘り強く、内省や言葉での表現を促す

やり取りをしてきた子ども(能力的な問題がある子も含めて)は、

その後、何かの問題にぶつかった時に

状況を冷静に見つめ、自分の考えや思いを言うことができたり、

こちらの予測よりも不適応行動が広がらなかったり、

何よりもその事を大人と扱える(話ができる)姿勢が備わったと感じる。

 

自分の内面に向き合い、それを言葉にし、

その思いを理解してくれる人がいると感じられること。

 

そこまでには相当な時間と、切れ目ない支援が必要で、

日常業務で忙しい中、大人側の忍耐力やチームワークも

試されるところだけど、

色々なものを抱えたこの子たちが生きていく中で、

そういった経験があるかないかではとても違いがあると思う。

 

私たち心理職もそういうことを援助する立場ではあるけれど、

生活を共にする大人と日々の中で積み重ねていく事が、

より彼らの心にしっかりと根付いていくんだろうと思う。

 

 

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