第四回団交

826日、私たち臨床心理士ユニオンは、東京都社会福祉事業団と4回目の団交を行いました。

当日の団交については、本部のスタッフ日記にアップしてありますのでご覧ください。

 

団交4回目にして、ようやく「専門機能強化型施設」という制度を検討しはじめた、という

具体的な動きを示してもらえたことは、本来ならば評価すべきことかもしれません。

しかし、現段階で「検討中」ということに、私達は違和感を覚えました。

なぜなら事業団が東京都(保健福祉局)に予算を要求するのは9月の予定です。

8月末の段階で「検討中」でまともな予算要求などできるものでしょうか?

 

過去の不利益変更の件(※くわしくは「ユニオン結成までの経緯」をご覧ください)

などもあり心配だった私達は、9月の予算要求に向けて事業団の方針が固まった時点で、

その内容を共有したい旨伝えました。予算要求は年に一度の機会であり、

東京都とのやり取りが終了した時点で内容を知らされたとしても、

「もう決まったことだから」と相手にしてもらえないことが明白だからです。

それに対し事業団の答えは「それはできない」の一点張り。私たちは、

予算要求の方針を共有できれば、予算額の正当性を裏付ける資料や現場の声を集めたり

という協力もできると訴えましたが、事業団は「それはできない」を繰り返すばかりでした。

 

「私達心理職を本当に必要と思っていますか?」という問いかけに対して

「思ってますよ。だから契約職員になりませんかと打診したんじゃないですか」(平成20年の契約職員化は、時給換算では額が下がる不利益変更で、期間も3年と限られていました。これのどこが必要としている職員への対応なのでしょうか・・・)と答える。

 

給与格差についても「東京都の水準に合わせている」といいながら、その水準と照らし合わせたとしても給与格差があることを伝えると、「東京都からもらえる指定管理料は限られていてその中でやりくりしないといけない」と言う。さらにその指定管理料の中でのやりくりさえまともにできていないことを指摘すると、「だって東京都の水準に合わせているから・・・」とまた振り出しに戻る・・・。

 

このような発言が、心から発せられるものだとすれば、彼らの現状把握能力や問題解決能力に対して疑問を抱かざるを得ないし、その場限りの返答を繰り返すことで「対応しているフリ」をしようと考えての発言ならば、社会福祉人として失格ではないでしょうか。

 

私たち現場スタッフと違って、施設の子どもたちと直に関わることのない事業団。

間接的に、子どもをとりまく環境を整え、施設を向上させていくことが彼らの仕事です。

その彼らが、都(国)へ現状を訴え、改善を訴えていくことさえできないのなら、

彼らの存在意義は何なのだろう・・・。「やろうとしています。」ではなく「やります。」「やりました。」

という返答を私たちは聞きたいのです。

 

多数・多種にわたる福祉職員の雇用主であり、施設の子どもたちの人生を左右する存在である事業団が、職員や子どもたちの生活を顧みることをせず、自らの保身のために、ただ予算削減ばかりを繰り返すのだとしたら。この国の福祉に、この国の子どもたちに、未来などあるのだろうか・・・。暗澹とした気持ちの残る第四回団交となりました。